ごあいさつ

理事長あいさつ

理事長 吉田 佐知子
理事長 吉田 佐知子

当院は昭和4年に開院し、以来この地にあって地域とともに歩み、90年を超えました。この間、幾多の医療行政の変遷があり、4度の新改築を重ね平成13年6月現病院を新築しました。

 これは、当院を利用して下さる患者様の療養環境の改善、リハビリテーション設備の拡充を目指したもので、平成20年11月に回復期リハビリテーション病棟を整備することができました。

 現在、当院はこの回復期リハビリテーション病棟と療養病棟をもち、発病後、早期のリハビリテーションを重点的に実施し、在宅に復帰していただくことを目的としております。さらに療養病棟は医療処置が必要な慢性疾患の患者様が十分な介護と看護をうけながら長期に療養する為の病床としております。

 

 病棟部門に従事する職員は、リハビリテーション・看護・介護・栄養管理の専門職スタッフの他に患者様の諸々の要望に対応するスタッフが、各々のスキルを生かして入院患者様の療養生活を支援させていただきながら、働く意欲を持ちスキルアップできる職場づくりを目指しております。

 また、外来部門は一般内科を中心に、循環器・消化器・肝臓疾患・呼吸器・リウマチ・膠原病・糖尿病・内分泌疾患・脳神経・リハビリテーション等の専門知識があり、十分な経験を持った医師が診療にあたっております。平成29年11月からは、病気をお持ちの方や障がいのある方にも対応できる歯科を開設いたしました。

 さらに、高度の検査治療が必要な方は、香川大学病院をはじめとして各々高度医療の可能な病院との連携も密にとっており、安心して診療が受けていただける体制を整えています。

 

 当院を利用して下さる患者様の在宅生活を支えるために、医療の提供とともに介護にも力を注ぎ、通所リハビリ・認知症対応型デイサービスを併設し、身体面・精神面での機能訓練を実施しています。

 さらに、介護に関する全般的な要望に応じる部門として、居宅介護支援事業所を置き、ケアマネージャーによる在宅生活を継続するための支援をさせていただいております。また、ご自宅での生活が難しい方向けに、軽費老人ホーム(ケアハウス)を運営しています。

 

 今後も医療と介護を両輪として地域に密着し、地域の皆様の要望に応じられる病院として歩んでまいります。

理事長  吉田 佐知子

院長あいさつ

2019年4月から当院院長に就任しました、吉田英統と申します。

私自身は精神科医として10年以上にわたり、
認知症や神経疾患の診療に携わってきました。2013年からは当院の老年精神科医師として、
認知症専門外来での診療を行っています。
また、市行政や医師会の活動にも参加させていただいています。

そのような活動を通して、丸亀市でも少子高齢化が進み、高齢者の夫婦のみ、あるいは一人暮らしの世帯が増えていることを実感します。

認知症の人の生活は外来や入院の医療だけでは支えられず、自身の至らなさを感じることもしばしばです。その人の生活にとって本当に必要な支援は何か、その中で医療の役割はどこにあるのかを見定める能力が求められていると感じます。

 

当院はこれからも「回復期から慢性期を中心とした医療・介護サービスを提供する」という特色を活かして、地域に求められる医療機関の役割を模索していきたいと思います。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

                            院長  吉田 英統