吉田病院 薬局です
寒さが日増しに厳しくなってくる季節となりました。
2021年は1年を通して、ワクチン接種を頑張った年でした。
皆さんの中にも、新型コロナワクチン接種の予約に奔走された方も多いのではないでしょうか。
当院で6月から新型コロナウイルスワクチンの個別接種(※現在予約受付は終了)、11月中旬からはインフルエンザワクチンの接種を開始しています。
今年はインフルエンザの流行が囁かれているにもかかわらず、ワクチンの入荷が例年よりも遅れており、患者様にはご心配をおかけしています。
接種を希望される方は、現在お電話にて予約受付中です。
当院ではワクチン接種の予約時に、新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種日を確認させて頂いております。
新型コロナワクチンと他のワクチンの接種は、前後の接種間隔を13日以上あける必要があるため、11月に入って新型コロナワクチンを接種された方は注意が必要です。ご予約の際には「いつ接種したかな?」と思い出してみて下さい。
インフルエンザのほかにも、高齢の方だと肺炎球菌ワクチン定期接種の年の方もいらっしゃいます。これも大切な予防接種です。
さらに、年が明ければ新型コロナワクチンの「3回目」も始まりそうです…。
現在のところ、2回目の接種が終了して8か月経過した方が3回目接種の対象者になるようです。接種したいにもかかわらず2回の接種がまだの方は、お住まいの市町村に問い合わせてみて下さい。
このように、1年間で様々なワクチンの接種が必要になり、わずらわしさを感じる方もいらっしゃると思います。
ワクチンは、接種することであらかじめウイルスや細菌(病原体)に対する免疫(抵抗力)を作り出し、病気にかかりにくくなる効果が期待されます。
ワクチン接種後に熱や倦怠感、発しんなどの副反応がみられることもあります。ただ、副反応は実際に感染症にかかるよりも症状が軽いことが多く、副反応でまわりの人に病気をうつす心配はありません。
ワクチン接種を迷われている方は、効果や副反応について心配なことをかかりつけの医師に相談してみるのもいいかもしれません。
現在、新型コロナの感染状況はすこし落ち着いてきていますが、寒く乾燥しがちな冬は、いろいろな感染症が流行しやすく、かかりやすい季節です。ワクチン接種だけでなく、手洗いうがい、マスクの着用、密を避けるなどの基本の感染対策を継続していくことは、やはり大切です。