仁寿会 総務部です
新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除されてしばらく経ちますが、まだまだ予断許さぬ状況です。
以前のブログでご紹介しましたが、当法人でもさまざまな新型コロナウイルス感染対策を行っています。
今回は入院患者様やデイケア利用者様の食事時の対策をご紹介します。
マスクを外す食事中は「接触感染」「飛沫感染」のリスクが高い状況です。
コロナ以前より清潔な手指で安全に食事をとっていただけるように、食事前の患者様一人ひとりにアルコールでの手指消毒を行っています。
さらに、換気で「密」を減らすほか、今までの「リハビリを兼ねて、座れる方は食堂で食事をとる」スタイルを見直して、スタッフの見守りや介助が必要な方を優先して食堂で食事をとってもらうことに。お部屋での食事・食堂での食事の方に分けて患者様の「密」も減らしています。
ただ、距離は離れていても対面になってしまうテーブルには対策が必要です。
最初はとり急ぎ、身近なガスコンロ用アルミパネルを使用しましたが、破れやすくスタッフや患者様がけがをする可能性、消毒のために拭く時音がうるさく時間もかかる、などの課題がありました。
でも、アクリル製パーテーションは重さがあって食事のたびに消毒するのに動かしにくいこと、何よりうまくテーブルに合う大きさで数をそろえるには価格が高すぎて…
いろいろ検討した結果、ホームセンターで安価に購入できるプラスチック段ボールを使用してパーテーションを自作してみました。
プラスチック段ボールなら軽くてカッターで簡単に加工でき、ポリプロピレン製なので薄めたハイター液で消毒できます。
ビフォー ⇒ アフター
足の部分が簡単に取り外し可能なので拭き取りの時間が短縮できて、見た目もスッキリ!患者さん同士は顔が見えない高さのパーテーションが出来上がりました。
食事をされている患者様、病棟スタッフにも好評です。
病棟で試作品を試した後、ケアハウスやデイケアなどでもプラスチック段ボールを使ってスタッフがいろいろと工夫しテーブルの大きさや使い方に合わせてパーテーションを作成してくれました。
スペースが限られているなか難しい部分も多いですが、今後もできる限りの感染対策を行って、患者様・利用者様やご家族様に安心していただけるよう取り組んでいきます。