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デイケアでのドラム作成

吉田病院 リハビリです


吉田病院デイケアの利用者様が、段ボールや画用紙を使ってドラムを作製しているときの様子です。

この利用者様は脳梗塞後遺症により、右半身の麻痺、筋力の低下、痺れによって右手の細かい動きができないなどの症状がありました。

また、十分に歩く事ができないため外出する機会も減ってしまい、何もしない時間が増えてしまっています。

そこで、以前本人様からお聞きした「昔はバンドマンだった。」というお話から、若かりし頃を思い出し少しでも日々の生活に意欲を持つことにつながることができないかと考えました。

そしてご本人様とも相談の結果、デイケアでの自主訓練用にドラムを作製してみようということになりました。

集中力が続かなかったり、手が思うように動かずイライラされたり、ということもありますが、根気よく一緒に作業できています。

作業中にも笑顔がみられるようになり、少しずつ活気が戻ってきている様子もあります。

私自身、利用者様への声かけや補助の仕方など、うまく伝える事の難しさを日々感じていますが、セラピストとして、人として、より成長していければと思います。

 


まだ制作途中ではありますが、少しずつドラムの形になってきており、完成するのが楽しみです。

完成したら、デイケアで楽しくリズムにのってドラムを叩いてもらえたら、と思っています。

 

↓製作途中のドラムをかぶったセラピストを土台にして、楽しそうに叩いてます!(笑)