●ワクチン接種会場●
広くて座る場所もあり待機するのに「密」になりにくいということで、リハビリ室が臨時の接種会場になりました。
事前に配っていた問診票を持参してもらって、いざ接種です。
院内放送でワクチン接種を呼びかけ、若干緊張した面持ちのスタッフが続々と会場へ。
このワクチンは腕に筋肉注射で接種するのですが、肩や腕に力を入れずにリラックスしてもらえると、看護師さんも注射しやすいみたいです。医師と一緒に注射部位を確認しながら接種を進めていきます。
筋肉注射ってなんとなく痛いイメージがありますが、
「意外と痛くなかった！｣
「気づいたら終わってた！」
というスタッフが多かった印象です。
接種後は15分ほど体調の観察です。問診の結果、強いアレルギー症状を起こす可能性があると判断されたスタッフは30分待機して状態を観察します。
幸いなことに、準備していたアナフィラキシー用の緊急薬品やAED、酸素吸入などの装備は使用することなく、無事に接種終了できました。
1回目の接種に要した日数は計6日。
うち1日は、外来診察室で近隣のクリニック医療従事者の方の接種も行いました。
●ワクチン接種後の感想●
丸亀市でも集団接種が始まったこともあり、定期受診の患者様からワクチン接種について質問・相談されることも多くなっています。
みなさんが気になる接種後の痛みや発熱などの症状についても、スタッフに聞いてみました。
接種当日夕方～翌日にかけて、接種した腕の痛みや腕が上がらないという声が聞かれましたが、2～3日で良くなった人が多いようです。
接種した方の腕が痛くて目が覚めたり、寝汗をかいたという人もいました。
37.5℃以上発熱した人もいました。ただ、できるだけ翌日が休みの日に接種するように日程設定してくれていたこともあり、欠勤したスタッフはいませんでした。
当院では、5月中に2回目の接種を行う予定です。
先に接種した医療従事者の方から、１回目で発熱がなくても２回目は発熱してびっくりした、という話も聞きました。
このワクチンは2回目の方が副反応が強いと言われているので、1回目よりもさらに、翌日を休みにする日程調整をがんばらないといけませんね。
ワクチン接種が進み、全国の感染状況が少しでも早く落ち着くことを願って、今まで行ってきた日常生活や仕事での感染対策をこれからも地道に続けていきます。