ことぶきケアマネジメントセンターです
現在、日本は超高齢社会となり、誰もが認知症になるか、認知症の方と接することになる社会です。
今回は認知症の人とどうやって接したらいいか考えます。
◆安心感を与える
もの忘れなど、自分に何か異変が起きていることに不安を感じていることがあります。さりげないカバーでフォローすることを心がけましょう。
◆普通の人と同じように接し、人間として尊重する
記憶力は低下しても、不安や悲しみを感じる力は鈍くなったわけではありません。 気遣いや配慮を忘れずに、人間としての尊厳を守りましょう。
◆プライドを傷つけない
これまでの人生で培った経験や誇りを否定したり、傷つけるような言動は厳禁です。
◆失敗を責めない
失敗したからといって叱責せず「大丈夫・心配いらないよ」と安心させてあげることが大事です。
◆教えようとしない
学習の能力は低下していても、感情をためておく記憶の低下は緩やかなため、「嫌な経験」はいつまでも心に残ります。
◆訴えを頭ごなしに否定しない
幻想や妄想だと思っても、しっかり聞いて、安心させてあげることが大切です。
しかし、間違ったことを言っている時は、肯定はせず、優しく伝えましょう。
◆短く簡潔な言い方をする
一度に2つの話をすると認知症の人は混乱してしまうことがあります。
できるだけ簡単な言い方で短く伝えましょう。
本人の気持ちに寄り添い、接することで、認知症の進行が抑えられ、介護者の負担も軽くなることがあります。
とはいえ、家族だけでケアするのは大変です。
現在、認知症の人やその家族を支えるため、医療・介護・地域が連携した仕組みがあります。
家族だけで抱え込まず相談してみましょう。